手順を詳しく知る
展示会での聞き方:説明を始める前に相談の入口を見つける
最初の質問で予算や役職を埋めるより、来場者が今知りたいことを確かめます。説明を選ぶための聞き方と、話を深める・資料だけ渡す・別の担当へつなぐ分岐を整理します。
こんな方に展示会で初対面の来場者へ製品説明をする営業・説明員
このページでできること相手の用件を短く確認し、必要な説明と次の行動を選べる
最初は、相手が今知りたいことを聞く
入口では、自社の説明を全部始める前に、どの表示や製品に関心を持ったかを聞きます。「現在どの設備を使っていますか」より、「今日はどのような点を見ていらっしゃいますか」と用途を尋ねる方が答えやすい場面もあります。ただし決まった台詞を全員へ強いるのではなく、相手が質問しているならその用件を先に受けます。
声掛けへの反応が薄いときに、立ち止まることや名刺の提出を迫らないようにします。情報を見ているだけなら、短い案内と資料の場所を伝えて選んでもらいます。会話の目的は質問表を完成させることではなく、相手の時間の中で役立つ説明へ移ることです。答えにくい項目を飛ばしても、相談を続けられる構成にします。
課題・現在の方法・欲しい情報をつなぐ
相手が困っている点を話したら、どの作業で起きるか、現在はどう対処しているかを確認します。「コストが高い」のような表現は、設備費、作業時間、保守費など意味が分かれるため、どの負担を指すかを聞きます。説明員の都合のよい意味へ置き換えず、相手の言い方を短く復唱して認識を合わせます。
架空の会話例なら、「記録の集計に時間がかかる」という相手に、いきなり自動化機能を見せず、複数拠点の取りまとめなのか、一拠点の入力なのかを確認します。前者なら集計の流れ、後者なら入力の手間を示す実演が適しています。質問の答えによって実際に説明が変わることが、聞取りの価値になります。
| 相手の用件 | 確認すると役立つこと | 次の説明 |
|---|---|---|
| 概要を知りたい | どの業務との関係を知りたいか | 用途と代表例 |
| 既存の方法を変えたい | 現在の方法と困る箇所 | 該当する機能の確認 |
| 具体条件で導入を検討 | 確かめたい条件と未決事項 | 技術担当・後日の条件確認 |
| 資料だけ欲しい | 希望する資料と受取方法 | 必要な資料への案内 |
関心の強さと、製品が合う条件を分ける
Salesforceの公式教材でも、見込み客の適合する属性と示した行動を別の観点として扱います。展示会でも、熱心に話を聞くことだけで導入に適すると判断しません。対象業務、必要な環境、求める機能が自社の提供範囲と合うかを確認し、本人が述べていない予算や時期を記録へ補わないようにします。
一方で、今すぐ購入しない人を一律に不適切とする必要もありません。必要な情報を整理している人、社内の別部門へ伝える人、具体的な条件を持つ人では、渡すものを変えます。個人の年齢や見た目など、業務の相談に関係しない属性で対応を決めず、用件と希望する次の行動を基準にしてください。
終わりには、理解した用件と次の一つを確認する
会話を閉じる際は、「比較資料を送る」「技術担当が条件を確認する」「今日は資料だけ受け取る」など、選んだ次の行動を復唱します。説明員が面談を望んでいても、相手が資料閲覧を希望しているなら、その違いを尊重します。連絡不要の場合も記録し、後で営業側が名刺だけを見て別の判断をしないようにします。
メモには相手の課題、説明した範囲、残った質問を簡潔に残します。評価は「反応が良い」ではなく、「この用途で比較資料を希望した」のような観察可能な内容にします。接客の練習では話す時間だけでなく、相手の回答を受けて説明を変えられたかを振り返ると、一方的な説明から抜け出しやすくなります。
参照資料と確認範囲
以下は制度・用語・公式の取扱いを確認した資料です。作業手順、比較の視点、記入例は当サイトの編集提案です。個別の契約・施設・製品には、その条件を確認して適用してください。
- Salesforce Trailhead:リードの評価と営業担当への転送 ↗
確認日 2026-10-29 / 公式教材の、適合する属性と示した行動を分けて評価し営業・マーケティングで協議する考え方を確認。製品機能・点数・成約率の一般化はせず、展示会での聞取りや受渡し表は独自の編集案。

