手順を詳しく知る
出展先を比較する:会いたい相手から候補を絞る
展示会の規模を比べる前に、自社が誰のどんな相談を受けるかを明らかにします。公開情報と未確認事項を分け、候補を残す理由・外す理由を説明できる比較表を作ります。
こんな方に次の出展先を選ぶ営業企画・マーケティング担当者
このページでできること対象者・展示内容・実施条件の三つから候補を比較し、未確認事項を主催者へ照会できる
最初に「会いたい相手の仕事」を書く
対象は「製造業の人」のような業種名だけで終わらせず、誰がどの業務で困り、何を検討しているかまで書きます。架空の例なら「検査設備の更新を検討する生産技術担当者」です。この相手に会うために、機能の説明、比較試験、導入条件の相談のどれを会場で提供できるかを一緒に整理します。
営業へ既存の相談を聞き、相手が最初に使った言葉や、導入を進める際に登場する部門を拾います。一方、担当者の肩書きだけで購入権限があるとは決めません。情報収集を担う人と最終判断をする人が異なる商材なら、会期中に会いたい相手と、その後につないでほしい相手を分けます。
公開されている対象と、自社の対象を照合する
出展対象、来場対象、展示ゾーン、過去の来場者属性、出展企業の顔ぶれを読みます。これらは異なる情報です。出展社に競合が多いことから来場者の購買意欲まで推測せず、会える可能性を示す材料として扱います。CEATEC 2026の出展規程にも出展対象の定めがありますが、終了済みの開催回の条件です。候補回の最新版で自社の展示が対象に入るかを確認してください。
公表された割合には調査対象と回答母数を添えます。自社が求める担当部門の内訳がなければ、ゼロとも多いとも決めず未確認とします。主催者へは「見込み客は多いですか」ではなく、対象部門の調査項目の有無や、該当分野が置かれるゾーンを具体的に尋ねる方が比較に使える回答を得やすくなります。
集客以外の必須条件で候補をふるいにかける
相手との適合性が高くても、自社の実演が実施できない、準備が間に合わない、会期後の回答を担当できない場合は、そのまま出展案に進めません。必要な展示スペース、実演設備、説明員、総費用、営業の受入体制を必須条件として置きます。条件に合わない項目を、他の点数の高さで打ち消さないようにします。
架空の二候補で、A展は対象業種が広く人数が多い一方、B展は人数が少なくても相談相手の職務が明確だとします。B展を選ぶには対象者の裏付けと、自社がその場で答えられる内容が必要です。A展を外す理由も「広すぎる」だけでなく、今回の仮説を確かめるために必要な情報が不足していると記します。
出展・視察・見送りを選べる比較表にする
比較表には点数だけでなく、根拠と確認日を残します。低い点数の理由が「条件不適合」なのか「情報未入手」なのかで次の行動は変わります。情報が足りない展示会は出展を即決せず、視察して確かめる選択もあります。予算が余ったから枠を埋めるのではなく、今回確かめたい仮説を確認できる案を残します。
最後に選定理由を一文で説明してみます。「対象業務の担当者と設備更新条件を話せる見込みがあり、実演と追客を用意できるため」のように、相手と自社の準備を結び付けます。決裁資料には、まだ確かめていない条件も併記してください。これは選定の編集手順であり、特定展への出展成果を保証するものではありません。
出展先の適合比較
編集部作成の記入用ひな形です。例示した条件や値は架空例です。実際の内容を入力してください。入力は送信・自動保存されません。移動前にCSV保存できます。
| 候補開催回 | 会いたい相手との適合根拠 | 実演・人員・費用の条件 | 不足情報 | 出展/視察/見送り |
|---|---|---|---|---|
参照資料と確認範囲
以下は制度・用語・公式の取扱いを確認した資料です。作業手順、比較の視点、記入例は当サイトの編集提案です。個別の契約・施設・製品には、その条件を確認して適用してください。
- CEATEC 2026 一般展示 出展規程 ↗
確認日 2026-10-29 / 終了済みの2026年10月開催回、ver1.0。出展対象、標準小間とパッケージの供給範囲、高さと後退条件、通路利用の制約を確認。価格・寸法・日程を他開催回へ転用しない。本文の比較方法や記入表は編集提案。

