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展示会におけるノベルティアイテムとは?

展示会におけるノベルティアイテムとは?(のべるてぃあいてむ、Novelty Item、Article de Promotion)

展示会におけるノベルティアイテムとは、企業が自社のブランドや製品を広めるために来場者に無料で配布するプロモーション用の小物やグッズを指します。これらのアイテムには、企業のロゴやスローガンが印刷されており、来場者にブランドを認知させると同時に、記憶に残る体験を提供します。ノベルティアイテムは、展示会でのブースの魅力を高め、来場者とのエンゲージメントを強化する重要なツールとなっています。

ノベルティアイテムの歴史と由来

「ノベルティ」という言葉は、英語で「新奇なもの」を意味し、特に19世紀後半から20世紀初頭にかけて、企業が宣伝活動の一環として使用し始めた小物やグッズを指すようになりました。これらのアイテムは、商品のサンプルやカレンダー、ペン、カップなど、日常的に使えるものが多く、企業のメッセージを消費者に繰り返し伝える手段として効果的であることが認識されました。

展示会においてノベルティアイテムが広く普及するようになったのは、20世紀中頃からです。この時期、企業は展示会でのプレゼンスを強化するために、来場者に対して無料のアイテムを配布し、ブランドを認識させる方法としてノベルティアイテムを活用するようになりました。特に、展示会の来場者が持ち帰ったノベルティアイテムが、日常生活の中で再び企業やブランドを想起させる効果があることが分かり、今では展示会の重要な要素となっています。

ノベルティアイテムの種類と役割

展示会で使用されるノベルティアイテムには、以下のような種類があります:

  • 文房具: ペン、ノート、メモ帳など、日常的に使用されるアイテムが人気です。これらは企業のロゴや連絡先が印刷され、使用されるたびにブランドを想起させます。
  • バッグやトート: エコバッグやトートバッグは、展示会で資料や商品サンプルを持ち帰るために便利で、長期間使用されることが多いため、効果的なプロモーションツールです。
  • デジタルガジェット: USBメモリ、モバイルバッテリー、スマホスタンドなど、デジタル機器関連のアイテムも人気があります。これらは技術系の展示会で特に好まれます。
  • 食品や飲料: 小さなスナックやボトルウォーター、コーヒーなどもノベルティとして配布されることがあり、展示会の来場者に喜ばれるアイテムです。
  • アパレルアイテム: Tシャツ、帽子、リストバンドなど、身につけることができるアイテムもノベルティとして効果的です。

ノベルティアイテムの主な役割は、展示会でのブランド認知度を高めることです。これらのアイテムは、来場者が企業のブースを訪れた記念として持ち帰り、その後も使用されることで、企業のメッセージを繰り返し思い出させる効果があります。また、ノベルティアイテムは、ブースに立ち寄る動機付けにもなり、来場者と企業との初期の接点を作る重要なツールです。

現在の使われ方

現在、ノベルティアイテムは展示会の不可欠な要素となっており、企業は創造的かつ効果的なアイテムを選定することに注力しています。特に、環境意識が高まる中で、再利用可能なエコフレンドリーなアイテムが選ばれることが増えています。さらに、ノベルティアイテムにデジタル要素を取り入れるケースも増加しており、例えばQRコードやNFCタグを組み込むことで、来場者が商品情報やプロモーションに簡単にアクセスできるようになっています。

また、ノベルティアイテムの選定においては、ターゲットオーディエンスの興味やニーズに応じたパーソナライズが重要視されています。これにより、展示会の参加者が実際に役立つと感じるアイテムを提供することで、企業のメッセージがより効果的に伝わります。デジタルとフィジカルの融合が進む中、ノベルティアイテムは単なる物理的なグッズ以上の役割を果たし、展示会での成功を左右する重要な要素となっています。



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