ジャパンエキシビション出展を、次の仕事につなげる。

準備・配置・費用・引継ぎの実務ガイド

EXHIBITION / PROJECT GUIDE

実務ガイド

小間条件から考えるブース配置:見つける・話す・確かめる

一面開放・角小間・島小間では、入口も説明場所も変わります。

編集日:2026-10-28 / 出典の確認日は各資料に記載

このページの目次
  1. 図面に、動かせない条件を先に置く
  2. 小間の開き方に合わせて入口を決める
  3. 表示と説明に、それぞれ役割を持たせる
  4. 開場前と会期中に、配置を点検する

こんな方に展示台やパネルの配置を検討する出展・施工担当者

このページでできること小間の制約と来場者の行動を対応させて配置を決める。

1. 図面に、動かせない条件を先に置く

主催者の小間図を受け取ったら、幅と奥行、開放面、柱、隣接ブース、電源位置、規定上の高さや後退条件を確認します。通路に立て看板や待機列を置けると決めつけず、展示物と人の両方を小間の中に収める計画を立てます。机の寸法だけで配置を決めないことが出発点です。

同じ小間数でも来場者の流れと開放面で使い勝手は変わります。電源、通信、音量、照明、実演の安全条件は主催者資料を施工担当と共有して確認します。このページの図は役割を考える概念図で、縮尺付きの施工図でも、規定に適合した図面でもありません。

2. 小間の開き方に合わせて入口を決める

一面開放では正面を受付台で塞がず、短い会話を始める場所と実演を見る場所をずらします。二面開放の角小間では二方向から同じ主題が見えるようにし、角に人が集まり過ぎない説明位置を試します。島小間では背面がないため、収納や配線の見え方も含めて計画が必要です。

広さが足りないのに商談席を置くと、入る人と出る人が交差します。短時間の立ち話を主にするか、長い相談を別場所で予約するかを選び、必ず奥に席を置くという固定観念を外します。実演待ちが出る場合は、定員や次の案内方法をスタッフ間で決めておきます。

小間条件配置の考え方現地で試すこと
一面開放入口を塞がず、表示と会話場所を分ける立つ人が入口を隠さないか
二面開放・角小間両方向に用途を示し、角の集中を避ける二方向の人が交差しないか
三〜四面開放・島小間中心展示と外周の説明位置を整理する収納・配線・スタッフ動線が露出しないか

3. 表示と説明に、それぞれ役割を持たせる

遠くから見る表示には「何の課題を扱うか」、立ち止まった人への表示には「何を確かめられるか」を書きます。製品仕様をすべて大判パネルに詰めず、詳しい条件は手元資料や説明に分けます。見出しを読んだ人に、スタッフが同じ内容を長く繰り返す必要はありません。

例えば業務機器の展示なら、対象業務の表示で気付いてもらい、現状を一問聞き、該当する機能を実演し、詳細相談につなぎます。これは架空の設計例です。実際の来場者が尋ねた言葉を記録し、自社の呼び方と相手の課題の言い方がずれていないかを見直します。

架空の配置例:一面開放の小間を想定した役割図。寸法・安全距離・施工可否は主催者規定と現地図面で確認。
背面:表示面・収納
実演・説明
内側で完結
相談・引継ぎ
通路を塞がない
自小間の内側:声かけ・受渡し位置
来場者通路(占有しない) →
  • 通路:ここに展示物や待機列をはみ出させない
  • 入口側:対象と課題を短く示す表示
  • 小間内の片側:一問を聞くスタッフ位置
  • 中央寄り:実演を見る場所と立ち位置
  • 奥側:資料・収納/必要なら相談場所

編集部作成の説明図です。実測図・施工図・実物写真ではありません。

4. 開場前と会期中に、配置を点検する

来場者役と説明役を置き、入口から実演、質問、退出まで動いてみます。荷物を持つ人、複数人で来る人も想定し、配線をまたぐ、画面が照明で見えない、声が聞こえない箇所を探します。現場で変更する際も高さや通路などの規定を外れないことを確認してください。

会期中は混雑した時刻と場所をメモし、変えた位置と理由を残します。「派手な装飾なら成功する」とは限りません。通行から会話、会話から相談のどこで止まったかを、件数と観察の両方で見て次の配置へ反映します。

配置・運用の点検表

編集部作成の架空の記入例・作業用ひな形です。実際の条件に置き換えてください。入力は送信・自動保存されません。移動前にCSV保存できます。

場所・役割条件/寸法見つかった問題変更内容確認担当
作業を終える前の確認

チェック状態だけをこのブラウザーに保存します。記入表の内容は保存しません。

参照した一次資料

公式資料の確認範囲は下記のとおりです。手順・記入例は当サイトで編集しました。製品や開催回、契約ごとの条件は該当する最新の資料で確認してください。